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喫話処

知らなくていいことを知ったかぶる為のブログ

【グランド・イリュージョン】見たら童心に返った

こんにちは、最近アメリカドラマにはまってるリンです。サイモン・ベイカーカッコよすぎます。


さて、ちょっと前にTwitterのプロモーションでもよく流れてた【グランド・イリュージョン  見破られたトリック】がそろそろ公開ということで、Amazonプライムさんが前作を無料視聴できるようにしてくれた。

私はAmazonを買い物で使うことはほとんど無いけど、プライムビデオはほぼ毎日のようにお世話になってます。ありがたい。



ところで、「マジックができるようになりたい」という願いは、多くの人が子供の頃に抱いたんじゃないだろうか。

トランプを華麗に操り、相手の心を見透かしたように笑って、見ている人を驚かせる。一般的な手品であっても、魅せ方が素晴らしければ魔法のような美しさ。


かく言う私も、中学生の頃にマジックにハマった一人。

図書館の棚の端から端まで読破しようとしてた私は、囲碁や将棋の本の後に手品の本に出会った。誰でも簡単にできるトランプマジックの種明かし本から中世におけるマジックの歴史まで読み、様々な仕掛けを考える人間の探究心に感動した。


そして東急ハンズのマジックコーナーで繋がったり外れたりする銀の輪っかを買い、そこに切れ込みがあることを知り、「テクニックが全て」という一言を1時間かけて説明するDVDを見たときに、お小遣いはもっと有意義に使おうということを学んだ。


子供の頃って、どうしてああいったモノに惹かれるんだろう。自分がそれを有意義に使えるかどうかは関係なく、持ってること自体に満足するあの感覚。

通行量を調べるときに使うカチカチ押すカウンターとか、笛がついたレーザーポインターとか、めちゃくちゃ滑りがいいトランプとか。


それが何の意味を持つかなんて考えず、ただそこにあるそのモノ自体を楽しむ感覚。


この映画は、そんな素直な感覚を存分に満足させてくれる作品だった。



ストーリーはいたって単純。

凄腕の手品師やメンタリスト4人が招集され、チームを組んで犯罪に挑戦。それを刑事が追っていく、いわゆるクライムアクションのような感じかな。


最初にそれぞれがどんな人かを見せるシーンは、オーシャンズシリーズから全部好き。あのワクワク感はたまらない。

あ、オーシャンズの話を出すと面倒なので先に言うけど、12の話はしなくていい。


集められた4人の目的は、最高のマジシャンたちの集う秘密結社(?)の〈THE EYE〉に認められること。そこから出される課題をこなせばメンバーの一員になれると。

まぁつまり、パリから大金を盗んだり、自分たちのパトロンを騙して財産を奪ったり、それらも全部秘密結社からの指令なわけで。

しかも、盗んだ先の銀行やパトロンの持ってた保険会社などが、全てかつて脱出マジックによって命を落とした一人のマジシャンに繋がっていく。


こうなると、彼ら4人を招待した人物はそのマジシャンに関係していて、その事故のことで恨みを抱いている人物だとわかる。

じゃあそれは誰?って話。


一方で、彼らを追うFBI側。

捜査主任のディランと、なぜかインターポールから協力に現れた新米のアルマ。彼らの捜査を手伝いつつ高みの見物をする、マジシャンの種明かしを仕事にしていたサディアス。


なんやなんやでみんな怪しい。

作中でハッキリと述べられるミスリード的にはアルマが怪しく、サディアスはかつての有名マジシャンの種明かしをした人だから、逆に恨みを抱かれる人物。そして、観客を驚かそうとするどんでん返しが予測される展開。


まぁその時点で黒幕はディランだし実際そうなんだけど、それが予想できたからなんなんだって思うくらい作中のマジックが全部見事で素晴らしい。


次に何をやってくれるのか、どうやったのか。観客の希望を裏切りつつ期待に応える彼らの活躍は、映画自体がまるで手品のよう。

これがマジックの本質だと言わんばかりの、謎から始まり答え合わせをしつつなぞで終わる展開。なんとも嬉しいモヤモヤが残る作日だった。



私たちはいつからか、映画の監督名を見るようになった。キャストにも詳しくなった。

今まで見た映画と比べたり、自分の中で順位を付けたり、何が言いたかったのかを考えたり。


それは楽しいことだし、大人になってより深く映画を理解できるようになった証明だと思う。

一方で、前評判や予告だけで見る見ないを決めたり、見た後に「これなら仕事してれば良かった」と愚痴ったりするようにもなった。


そこに表される主張やメッセージを読み取ったり、意味の有る無しを自分の生活に当てはめるのは、よほど暇な時間にすればいいと思う。私みたいに。


ときには小学生にとってのシャーペンのように、ただそれを見るという行為を楽しみ、わからないことは考えず、その実用性に左右されず、そのときそのことだけに心から入り込むことも必要なんじゃないだろうか。



まとめ

・娯楽はただただ楽しむことが大事

・でも市販の手品グッズには結構ガッカリする